青森県といえば?
多くの人が連想するのが、りんごだと思います。
もちろん、青森県民にとって自慢の土産物ですが、実は「りんごは津軽のもの」という認識を持つ八戸市民は多いのです(八戸市民あるある)。
たとえば、友人に会いに県外に出かけるときや、遠方に出張するとき、りんごに匹敵する「八戸らしさ」を感じさせる土産物があったなら―。
マルヌシの開発担当者は長年、このような思いを抱いていました。
そこで目をつけたのが、日本一脂の乗ったサバと評される地域ブランド「八戸前沖さば」。
近年、日本近海で漁獲されるサバは、小型サイズが大半を占めています。ただ、八戸前沖さばは、旬である秋に獲れるため、小型でも脂が多いのが特長です。
しかし、小型であることを理由に、脂の少ない他地域のサバと同等に低い価値で扱われていました。
「せっかく脂があるのに、もったいない…」。開発担当者は頭を悩ませていました。
「津軽のりんごに負けないような、八戸ならではの土産物をつくりたい」
「小型の八戸前沖さばに、付加価値を付けた商品を開発したい」
八戸前沖さばを有効に活用し、八戸の土産物として確立させた「八戸サバ缶バー」は、このふたつの課題を解決できる「もってこい!」の商品でした。
味はもちろん、デザイン性の高いパッケージでイメージと認知度を高め、 パッケージを見たときに、「八戸らしさ」を感じることができる 地域に根付いた土産品にしたいと思っています。